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今回の女神山の合宿ではいくつかの驚きがありました。

それは私が今まで習ってきたボディーワークの概念を塗り替えるものであり、自分の中に新しい視点を注ぐことができました。

今回習ったボディーワークはアメリカ発祥の ロルフィング でした。体全体を包み込む筋膜のどこかに一箇所でも引っ張りや緊張があれば身体全体のバランスがくずれてしまう…体にフィットする服をイメージしていただくとわかると思うのですが、服のどこかが縮んでいると着心地が悪くなりますよね。その縮んでいる部分をローリングのようにひきのばし、本来あるべき状態に、そして本来あるべき場所に組織（骨格・筋肉等）を戻すことで、体全体が統合され、体本来の機能を取り戻すというのがロルフィングの考えです。これってハワイのアカコード¹の考え方と同じですね〜。宇宙の神秘☆

そしてただ縮んだ筋膜を引き伸ばすのではなく、重力に調和した身体を作るというのがロルフィングのもう一つの考えです。私は重力があるがために人は地球の中心に引っぱられ、骨格もどんどん下へ下がり、背骨も縮んでしまう…と重力をネガティブなものとして捉えていましたが、ロルフィングの開発者ロルフ博士は「重力は万物創造のエネルギー。人間は重力によって直立できる…、非常に興味深い現象である。」と、重力は人間が直立するためのポジティブなエネルギーと捉え、重力を利用して身体を整えることで、筋肉効率のよい洗練された動きが可能になると述べています。今までベッドの上で施術してきた私にとって、重力と身体の関わりは意識したことがなかったので、とても新鮮な理論でした。地球にいる以上、重力を味方にすることはとても大切なことですよね、グランディングやセンタリングにもつながると思うので、重力と身体がよきパートナーになれるような視点の施術をこれから意識して行っていきたいと思いました。

今回アメリカから来ていただいた講師のエドワード氏は「身体はあなた方が思っている以上に賢い。心臓の鼓動、体液の流れ…。今ここにある身体を意識するだけでも身体は変化する。ボディーワーカーのゴールは現在の身体にいるようにクライアントを促すこと。身体の気づきを引き出すだけで身体は変化し始める…。」と。
私は今まで外から何かを変えようとしていました。上がらなくなった肩が上がるように、曲がらなくなった腰が曲がるように…。関節を動かしていると、その関節にたまっていた感情が解放される感覚を感じることはありましたが、硬くなってしまった骨格を緩めることばかりに集中していて、内側でおきている微細な変化に耳を傾けたことはありませんでした。「ボディーワーカーは何かを起こさせるというよりもむしろ、知るためにタッチしている。」とエドワード氏は言います。「両手の中にある骨、骨格の配置に集中しなさい。そしてそこで何が起こっているかを知りなさい。クライアントとともに身体の気づきに接し、交流することです。」　この言葉にボディーワークの奥深さをしみじみ感じました。

今回のセミナーで、身体に対して制限のある捉え方をするのは非常に傲慢な考えであることに気づかされました。身体は生きていて、魂そのものの表現なのだと思いました。ハワイの人達が心（プウヴァイ）や頭（マナオ）ではなく、体（ナアウ）の感覚を一番信頼できる感覚として尊重してきた理由がよくわかりました。ここに身体の中にある宇宙の真理を垣間見たような気がします。セラピストとしてとても大切なことを学ばせていただき、この機会を作ってくれた皆様に感謝です。講師のエド　ヘンリー　コーディネーターの徳山さん　麗さん　通訳のヒロさん　本当にありがとうございました！

また、早朝に行われたヨガや太極拳、経験豊かでパワフルな参加者の方々との語らい、女神山ライフセンターのマクロビの美味しいご飯♪も自分にとってとても貴重な経験となりました。第2弾があればまた参加したいですね〜！　（最新情報　来春3月末に行われる予定です♪）公認ロルファーもあこがれるところですが…道のりが長し〜。おッと〜、人間的な部分に囚われてる?! ポノだ、ポノ！

合宿が終わった後、戸隠神社奥社に行ってきました。別所温泉から高速にのり、1時間はかからなかったと思います。雨の中、大きな木に見下ろされ、参道を歩きました。雨なので誰もいない…。でもとても神秘的で心が洗われるようでした。奥社につくころには雨はやみ、霧も晴れました。カラスが一羽。カラスと一緒に参拝してきました（笑）伊勢神宮にならび、荘厳でした。合宿の〆。

　　　
　　　

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1.ハワイの人は「すべてのものは相互関係にあり、調和のとれた関係という原則に基づいて世の中は動く」と信じていました。人間はお互いを結びつけるＡＫＡコード(エネルギーのひも）を持っているとされ、網のどこかが緊張すると、ほかの部分が引っ張られ、網全体がもつれてしまう、網がもつれるとバランスと調和が失われ、まわりの人々との関係だけでなく、地球や祖先との関係にも影響を及ぼすと考えました。